日本、2勝も厳しい8強進出…南アがスコットランド破り奪首

同24分、日本は2人をシンビン(10分退場)で欠くサモアを攻め、残り10メートルから日本ボールのスクラムとなり、認定トライを決める。五郎丸は同34分にもPGを決める。

後半に入っても、日本のディフェンスが光る。同19分にも五郎丸がPGを成功させる。

守りも冴え無失点で、20-0と大きくリードして前半を折り返した。1次リーグ最終戦で日本は、11日(日本時間12日)に米国と対戦するラグビーW杯イングランド大会1次リーグB組が3日、英国ニューカッスルで行われ、スコットランド南アフリカが対戦。

日本は前半8分、五郎丸のPGで3点を先制。スコットランドは勝ち点10で2位に後退した。

五郎丸のコンバージョンも決まり、10-0とリードを広げた。さらに前半ロスタイム、WTB山田がトライを決め、五郎丸も右側いっぱいからの難しいコンバージョンを成功。

日本の徹底した激しいタックルに加え、リードされている焦りからかサモアのミスが目立つようになる。しかし、日本はそれ以降追加点を許さず、リードを守りきった。

同日のサモア戦で勝利した日本は勝ち点8で3位。34―16で南アフリカが勝利し勝ち点を11に伸ばしてグループ首位に浮上した。

コンバージョンは失敗したが、ようやくこの試合初の得点を挙げる。日本は11日(日本時間12日午前4時)に1次リーグ最終戦で米国と戦うが、7日の南アフリカ・米国戦、10日サモアスコットランド戦の勝敗で米国戦前に準々決勝進出の道が閉ざされる可能性も出てきた。

後半8分、五郎丸がPGを決め後半も日本が先に得点。日本(世界ランク12位)が、サモア(同11位)を26-5で破り、初の1大会2勝を挙げて悲願の8強入りへ望みをつないだ。

サモアは後半24分、日本のミスからボールを奪うと、陣形の崩れた隙を突いてCTBペレスがトライ。