菅野への信頼感が生んだ守備陣形ともいえた。続く中村は二ゴロで、前進守備のクルーズが本塁で畠山を刺した。

菅野への信頼感が生んだ守備陣形ともいえた。続く中村は二ゴロで、前進守備のクルーズが本塁で畠山を刺した。

巨人の攻撃的守備が功を奏した。坂口が凡退して1死二、三塁となったところで、決して足の速くない畠山に序盤にかかわらず「ゴロゴー」での本塁突入を指示。

前進守備を敷くことでヒットゾーンは広がり、ワンヒットで2点のリスクも背負う。三木ヘッドコーチは「きょうの場合は最善と判断したが、去年までなら行かせてなかったかもしれない。

2回無死二、三塁のピンチ。一方、ヤクルト側からすれば、今季から導入されたコリジョン(衝突)ルールへの意識が強すぎた。

6番・坂口を迎えたところで内野陣は前進守備を敷いた。結果、坂口は浅い左飛。

菅野の球威とヤクルトの下位打線をてんびんにかければ、詰まった内野ゴロが飛ぶ確率が高いとの判断だ。ともにセオリーにはない序盤での攻防が明暗を分けた。

高橋監督は「相手打者にも重圧がかかると思ったし、エースが投げているわけですから」と説明。定石ならまだ序盤で1点はOKのケース。

難しい」。