すでに4球団調査 ロッテ助っ人クルーズが“モテモテ”の理由

本職の二塁は言うまでもなく、遊撃、三塁を守っても、おそらく球界ナンバーワン。内野が手薄な楽天オリックスをはじめ巨人、阪神も調査を続けている。

この「モテぶり」の裏には、打撃面をカバーして余りある「守備力」があるからに他ならない。今季は127試合に出場して打率.258、16本塁打、70打点。

今オフの「陰の主役」になるのかもしれない。こうした姿勢が評価されているからこそ、ロッテも他球団もラブコールを送っているのである。

水面下で相当数のオファーが殺到しているようで、引き留めるのは難しい」と危機感を募らせている。失策数はリーグ5位の「12」を記録するが、これらの多くは他の選手ならグラブにかすりもしないものばかり。

数字だけを見ればクビにされてもおかしくない。それでもロッテ関係者は、「是が非でも残ってもらいたい。

規定打席に到達するパの打率部門では22位と低迷し、盗塁、犠打も「ゼロ」。起用法に文句を言わず、練習中に若手ナインに自らの技術を伝授することもしばしば。

現在の年俸は8500万円。特に、二塁でのグラブさばきには定評があり、逆シングルでのショートへのグラブトスや、「捕ってから投げるまで1秒を切る」といわれる併殺の際の一塁送球は圧巻そのもの。

ロッテの助っ人・クルーズ(31)が、水面下で「モテモテ」だという。ロッテは1億円程度で残留してもらいたいようだが、中には現在の2倍以上の金額を用意する球団もあるらしい。