巨人・澤村 モヒカン頭を反省 球団内外から大不評

新守護神の“異変”は誰の目にも明らかだった。仰天する周囲をよそに、当日は澤村も笑顔で返していた。

あきれ顔のチームスタッフは「『奇抜な髪形はやめなさい』と言っただけでは、今の若い子たちには伝わらないのかも。本人はちょっと気合を入れたつもりでも、身なりにうるさい“紳士の球団”が見逃してくれるはずもなく――。

巨人は選手の服装や身なりにはうるさい“紳士の球団”だ。「あんな髪形を許していいのか!」というファンの声を聞くまでもなく、モヒカン頭に球団幹部の目は三角。

はっきり明記しないといけないのかもしれないね」とため息をついた。現場スタッフも「あいつはウチから出たいのか?」とカンカンだった。

その2日前に畠山の決勝ソロを浴びて今季初の敗戦投手になっていただけに、チーム内では「気合を入れ直そうとしたんだろうね」と心境を推察する声もあった。今回のモヒカン騒動でも、やはり「読売サイドがピリピリしている」(球団フロント)という。

しかし、テレビ中継を通して髪形が全国に映し出されると、モヒカン騒動は拡大した。今回もまた、思わぬところで球団内外の怒りを買ってしまった。

巨人・澤村拓一投手(27)の“モヒカン頭”が波紋を呼んでいる。両サイドの髪が高い位置まで深く刈り上げられて、上部はツンツン。

今季は新守護神としてまずまずのスタートを切った右腕だが、12日のヤクルト戦(東京ドーム)で突如披露した豪快ヘアスタイルに、球団内は一夜明けても大騒動。巨人では「茶髪、長髪、ひげは禁止」という伝統的な服装規定はあるが、モヒカンは想定外。

さすがに澤村も周囲の冷たい視線を感じ取ったのか、斎藤投手コーチに「失敗しました」と言い「3日待ってください」と髪形の変更を示唆したとか。そもそも今季の開幕前には白石オーナーや桃井球団会長ら幹部が、何度も“風紀の乱れ”に苦言を呈したばかり。

後頭部は“ノリ”のような長方形の黒い部分が残っているだけ。