【テニス】錦織、フェレールにストレート負け 2大会連続V逃す「来年優勝したい」

日本勢最多のツアー9勝目を逃し、大会後に世界3位に浮上する可能性は消滅した。しかし、4―4の第9ゲームはデュースに入ると、長いラリーが展開された末、惜しくもブレイクされてしまう。

続く第10ゲームを奪い返し5―5としたが、その後の2ゲームを連続で落とし5―7で敗戦。錦織は過去10回対戦し、7勝3敗と相性のいいフェレールに、第1セットで2度ブレイクを許してしまうなど、3―6で奪われてしまう。

メンフィス・オープンに続く2大会連続優勝はならなかった。錦織は試合後のインタビューで「来年帰ってきて優勝したい」とリベンジを誓っていた。

コンピューター導入前は有識者が順位を付け、1933年に男子の佐藤次郎が最高の3位を記録している。◆プロテニスメキシコ・オープン最終日▽男子シングルス決勝錦織圭0(3―6、5―7)2ダビド・フェレール(2月28日、メキシコ・アカプルコ)男子シングルス決勝で、第1シードの錦織圭(25)=日清食品=は世界ランク9位で第2シードのダビド・フェレール(32)=スペイン=に3―6、5―7、で敗れた。

第2セットは第1ゲームから2度のブレイクを許し、3ゲーム連続で落としてしまう厳しい展開。それでも、自力の高さと粘り強さで立て直すと4、8ゲームをブレイクバック。

◆テニス世界ランキング73年から1年間の成績を対象にコンピューターで換算するシステムに移行。