【巨人】原監督、クリーンアップ4戦0打点に「機能してない」

原監督はこう言った。「甘いボールが来たら、8割から9割くらいは芯に当てるくらいの精神的な部分は欲しいよね」。

「チーム解体」を目標にキャンプインしてから約1か月。この日、3番手で登板、4イニングを3安打4四球2失点の西村に「自分で配球していくような投手にならないと…」と指摘。

これでオープン戦4試合を消化したが、先発クリーンアップ合計で38打数6安打、打率1割5分8厘。2点を追う8回1死一、二塁。

3、4、5番という打順に誰を置くか、我々の仕事だし、それが顕著に出たな」と指摘した。大田は二飛に。

この試合は「3番の壁を打ち破ってほしい」と春季キャンプ中から期待する亀井、4番の適性を判断中の大田、そして、2年目を迎えたセペダが主軸を組んだ。1点を追う6回2死一、三塁。

打点はゼロ、だ。オープン戦巨人2―4ヤクルト(1日・東京ドーム)オープン戦だから、原監督も笑って過ごせる。

オープン戦3連敗は6年ぶり。亀井にも同じ事を追及した。

先発投手転向に期待をかけているからこそ、厳しかった。投手も例外ではない。

まったく機能してない訳でしょ。だが、チームにおける課題は頭にたたきこんだ。

そろそろ、クリーンアップは誰か、先発ローテには誰が入るのかを見定めていく時期に入った。「クリーンアップが打たないと、こんなもんよ。

さらに「50球くらいでへばっているようではね」と制球、スタミナの両面での問題点を挙げた。調整段階とはいえ、勝つにこしたことはない。

ヤクルト2連戦で前日(2月28日)から1点、2点…。戦いの中で「2015年型」の巨人を完成させていく。

カウント3ボール1ストライクという打者有利での凡退に「相手投手が苦しんでいる時に、助けてしまうような打撃は、クリーンアップとしてはふさわしくない」と、指揮官は斬った。打線が打てない時こそ光を放ち、チームを乗せていくのが4番の使命だが、果たせなかった。

カウント2ボール1ストライクから、やや高めに抜けたフォークを打って二ゴロ。