打球頭部直撃のオリ丸毛 “不運”防護ネット外されていた…

13年オフに巨人の育成から戦力外通告を受けた丸毛は、オリックスの入団テストに合格。本人の不注意もあったようだが、その前の日までは防護ネットが張られていた一、二塁間が、その日からネットが取り外されていたという不運もあった。

新キャンプ地として、宮崎に移転した初年度に思わぬ事故となってしまった。チームでも随一の俊足が武器で、本職は外野手ながらも、今キャンプでは二塁や遊撃を守るなど、ユーティリティープレーヤーとして期待されていた。

診断結果は「左側頭部急性硬膜外血腫」で、内出血をおこしているため、緊急手術を要するとの判断。長期離脱は必至だ。

オリックスは6日、前日5日の練習中に打球が頭部に当たった丸毛謙一外野手(26)が、宮崎市内の病院で緊急手術を受けたと発表した。守備練習のため、外野へ向かって走っていた丸毛の左側頭部に、ワンバウンドした打球が直撃した。

報告を受けた森脇監督は「起こってしまった以上は、一日でも早く元気な姿で戻ってきてもらいたい」と話し、早期復帰を願った。優勝候補として注目を集めるオリックスのキャンプ地に、「緊急手術」の衝撃が走った。

昨年、自身初の1軍出場も果たした。一夜明けた6日、約3時間半に及ぶ手術を受けた。

アクシデントが発生したのは前日5日の練習中。長期離脱は必至で、キャンプ地に衝撃が走った。

左側頭部急性硬膜外血腫との診断で手術は無事に成功し、命に別状はないことが確認されたものの、10日ほどの入院を要する見込み。球団広報部によると、手術後は呼びかけに応じられる状態で、命に別状はないとのことだが、10日ほどの入院が必要で、キャンプ中に復帰できるかは未定。

それだけに、キャンプ地での緊急手術はショックが大きく、球団から選手には、再度の注意徹底が言い渡された。直後には「痛いけど大丈夫」と話し、そのまま練習を続けたものの、終了間際になり本人から「フラフラする」と訴えがあり、練習を中止して宮崎市内の病院で検査を受けた。