代表新監督は単年契約!大会ごとに評価へ

アルベルト・ザッケローニ監督(61)、ハビエル・アギーレ監督(56)らとはW杯を見据え、更新前提の複数年契約を結んできた。ブラジルW杯の反省がある。

後任候補には、現カタール1部レフウィヤを指揮するミカエル・ラウドルップ氏(50)、前ポルトガル代表監督のベント氏(45)、鹿島を3連覇に導いたオズワルド・オリヴェイラ氏(64)らが挙がっている。W杯1次予選まで約4か月。

結果的にオプションを創出できず、サッカーが停滞。八百長にかかわった疑惑で解任されたアギーレ氏の後を任せられる新指揮官は、1年目から結果とチームの成熟を求められることになる。

その間に選手を見極め、チームとして形を整えなければいけない。また、交渉次第で3月の強化試合2試合を指揮できず、ぶっつけ本番で予選に臨む可能性がある。

1次リーグ敗退という憂き目に遭った。近いうちに本格化する契約交渉では単年契約を提示する。

同監督に慢心があったかは不明だが、保証された契約の中で指揮を執るのと、常に厳しい評価の目が向けられる中では、歩む道のりが違ってくるのは当然だ。日本サッカー協会が、日本代表の後任監督に1年契約を提示する考えであることが8日、分かった。

今回の契約内容変更により、アギーレ氏の後を継ぐ新監督に与えられる時間は限られたものになる。協会関係者によれば、これまでは契約交渉時に「次回W杯まで」を前提に複数年契約を結んできたが、その方針を今回から変更し、単年契約を提示するという。

現在は、候補者に就任の意欲があるか―など問い合わせを行っている。今年は6月からW杯1次予選、来年はW杯最終予選があり、技術委員会が結果、試合内容を大会ごとに綿密に分析した上で、毎年契約更新の判断を下す。

ザッケローニ監督は2011年のアジア杯優勝後、先発メンバーを固定した。就任即、結果を出さなければいけないという状況になっている。