エースの自覚!開幕投手任せろ!!マー君、世界一へ3公約
田中にははっきりと今季の道筋が見えている。「まず先発で30試合以上の登板が求められる」〔1〕30試合以上の先発登板-。
米大リーグ・ヤンキースの田中将大投手(26)が22日、古巣である楽天の本拠地・コボスタ宮城の室内練習場で自主トレを公開した。ヤ軍で2年目の今季は投手陣の大黒柱としての自覚がある。
「1年間、ローテを守れば、200イニングは超えてくる数字」〔2〕200投球回達成-。今季の個人的な目標として〔1〕先発で30試合登板〔2〕200投球回〔3〕12の勝ち越し-の3つの公約を掲げた。
僕も無理にペースを上げて、ビュンビュンと投げる必要がないのかな、と思っている」3つの公約を成し遂げるための、ここまでの調整は順調だ。ローテーションの中心として1年間投げて30試合以上、先発できれば自然と達成できるととらえているのが200投球回。
戦線を離脱し、先発としての登板試合数は20にとどまった。野茂、松坂、黒田に続く、日本投手4人目の開幕投手を務め、3つの公約を達成して、世界の頂点へ-。
昨季は開幕から6連勝を飾るなど、白星を重ねていったが13勝5敗、防御率は2・77だった。10月から経験したことのない長いオフでゆっくりできた。
名門を世界一に導くために田中は海を渡った。これもエースとしては、クリアしなければならない数字だ。
開幕戦の4月6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦(ヤンキースタジアム)で先発投手を任される可能性も高い田中は、ワールドシリーズ制覇に向けて、エースとしてフル回転する覚悟だ。1月上旬から約2週間、沖縄県内で楽天・則本、辛島、松井裕らとともに合同自主トレを行ってきた。
今年は30球団で一番短いオフになるのがいいです」実績のあるC・C・サバシア投手(34)もいるが、4月6日(日本時間7日)のブルージェイズ戦(ヤンキースタジアム)で開幕投手を託される可能性も高い。「一番は健康であり続けること。
故障さえなければ、10試合のプラスは決して難しくないだろう。「去年のキャンプインでは周りの投手はブルペンに入っていたけど、軽く投げているだけ。
自主トレを公開後に口にした3つの公約を果たせば、結果はついてくると信じている。昨季は故障の影響もあり136回1/3に終わった。
勝ち越し数は8。「それ(12)くらいできたら大きい」〔3〕12の勝ち越し-。
この日のキャッチボールでは変化球も交えるなど右肘の状態もいいが、今年は2月21日のキャンプ初日から飛ばさずに、ゆっくりと仕上げていくプランを明かした。楽天最終年の2013年は24勝0敗でチームに24もの貯金を与えた。
せめてその半分でも、という思いから「12」という数字を導き出した。それでも十分だが、求めるレベルは高い。
昨季は開幕から順調に登板数を重ねたが、7月9日(日本時間10日)に右肘の痛みを訴えて故障者リスト入り。