「凄く物足りない」 リオ五輪最終予選で黒星スタートのなでしこジャパンに澤さんが苦言

しかし、何度も感動的な勝利をつかみ取ってきた盟友に、この逆境を乗り越えることを期待している。なでしこらしいサッカーができなかった。

こういう時こそ、今日できなかったことを修正してほしいです」スタンドから見つめたレジェンドの切なる思いは、主将のMF宮間あやらメンバーに届くだろうか。「敗戦を胸に受け止めて、しっかりと気持ちを切り替えてほしいと思います。

オーストラリアが繋いできて、オーストラリアのリズムでした。澤さんはハーフタイム時に「ちょっとみんな堅いかな。

初戦完敗という痛恨のスタートになった。(攻撃では)ボールが入っているのに周りのサポートがないので押し上げないといけない」とも指摘していた。

相手の強烈なフィジカルに屈した。なでしこジャパンの初戦黒星スタートに、昨年限りで現役引退した澤穂希さんも肩を落とした。

前半アディショナルタイムに澤さんから背番号10を継承したFW大儀見優季のゴールで1点差に詰め寄り、後半も何度かチャンスを迎えたものの同33分に痛恨の3失点目を喫して1-3の敗戦。なでしこジャパンは前半、主審にボールが当たったところを相手に拾われて失点を喫するなど、2点ビハインドを追う苦しい展開となった。

全体的に選手間の距離感が遠いですね。課題が多い試合で、攻守にわたってものすごく物足りないです」澤さんは昨年まで戦った同志にあえて苦言を呈した。

敗戦を胸に受け止めて切り替えてほしい」この日のチームは、真骨頂の連動性とアイデアあふれる攻撃が繰り出せなかった。日本が前線のコンビネーションでゴールに迫る場面も後半見せたが、ゴールは遠かった。

サッカー女子リオデジャネイロ五輪アジア最終予選初戦オーストラリア戦のテレビ中継の特別ゲストを務め、「なでしこらしいサッカーができていませんでした」と分析した。「非常に残念ですね。