黒田 現役続行に広島“男気” 現役最高俸5億円超え提示も

引退か、現役続行か――。これから補強を考える上で黒田中心でどこが足りないかを考えられる」と話した。

先発ローテーションの中心として26試合に登板し、11勝8敗、防御率2・55をマークした。悲願の25年ぶり優勝へ、黒田もチームも動きだした。

11月30日には「野球人生最高のモチベーションで帰ってきたし、1年を終えて燃え尽きたという思いがある」と揺れる胸中を正直に吐露していた。申し分のない数字を残しながらも、この日まで進退を保留してきた背景には黒田流の哲学がある。

若い人たちの見本になってほしいと伝えました。「来年もやります」冷静な同本部長が興奮を隠し切れない。

7日に広島市内で約3時間にわたる会談を行い、正式に残留を要請。ホッとした気持ちとヨシっという気持ち」。

さらに決断への注目が高まった中、気持ちを奮い立たせるものを模索し、41歳となる来季も現役を続行するという答えを導き出した。来週以降に行われる契約更改交渉では大幅アップが見込まれ、今季4億円から来季年俸は5億円を超え、現役最高年俸になる可能性も出てきた。

受話器の向こうから来季に懸ける熱い思いが伝わってきた。去就が注目されていた広島・黒田博樹投手(40)が残留して来季も現役を続けることが8日、決まった。

鈴木本部長は「キャリアを見ても、恥ずかしくない金額を提示したい」と話した。黒田は今季8年ぶりに日本球界に復帰し、先発として11勝8敗、防御率2・55をマーク。

今季年俸4億円からの大幅アップは確実。この日正午前、黒田本人から鈴木球団本部長に電話で連絡があった。

今季、メジャーから8年ぶりに広島へ復帰。広島の来季のチーム編成は、黒田の現役続行を起点に本格的にスタートする。

投手陣の核ができる。さらに同本部長は「それ自体が彼のモチベーションになるとは思わないが、200勝を目指してもらいたいと思っている」と、あと7勝に迫った大記録にも球団を挙げて後押しする方針だと続けた。

そして一夜明け、吉報は届いた。成績もそうだが、それだけじゃない。

黒田にとっては悩みに悩み抜いた末の決断だった。黒田本人から連絡を受けた鈴木清明球団本部長(61)が明らかにした。

「燃え尽きた」という衝撃発言を残した後には、広島が今季15勝した前田健ポスティングシステムを使ってのメジャー挑戦を容認した。「現役を続行すると話がありました。

巨人・杉内、オリックス・金子の5億円を超える球界最高年俸も見えてきた。来週以降に行われる契約更改交渉。

黒田の決断に球団も最高の誠意で応える。松田元(はじめ)オーナーは「ホッとした。

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