イチローの打撃コーチに“世紀の本塁打王”ボンズ氏浮上

同じ薬物疑惑の選手では、通算583本塁打のM・マグワイア氏も今季までドジャースの打撃コーチを務めていたボンズ氏は古巣・ジャイアンツの春季キャンプで特別打撃コーチを務めたことはあったが、フルタイムのコーチは初めてだ。F・メネキーノ打撃コーチの来季残留が決まっており、2人制になるもよう。

ただ薬物使用疑惑が晴れず、殿堂入りを果たせないでいる。ゴールドグラブ賞も7度獲得した、3拍子そろった名外野手だ。

42歳の06年に26本塁打、43歳となった翌年も28本を放った“世紀の本塁打王”のアドバイスは、来季42歳で開幕を迎える背番号51にとって、復活のカギとなるかもしれない。同一シーズンで30本以上の本塁打と30盗塁をマークする「30―30」をメジャー史上最多の5度成し遂げた。

ボンズ氏はMVP7度、本塁打王2度。通算3000安打へ残り65本に迫るイチローとは、日米野球、オールスター戦などで交流がある。

イチローが在籍するマーリンズの来季打撃コーチとして、メジャー最多の通算762本塁打を誇るB・ボンズ氏(51)が候補に挙がっていると30日(日本時間1日)、米各メディアが報じた。