本田、今季終了後の退団でACミランと合意

イタリア・セリエAACミラン(ACMilan)に所属する本田圭佑(KeisukeHonda)が、契約を1年残して今季終了後に退団することでクラブ側と合意したと、イタリアメディアが報じた。ここ2シーズンチャンピオンズリーグから遠ざかっているミランは、先週末にラツィオ(SSLazio)を3-1で下す驚きの結果を残して今季初の3連勝を飾っている。

【伊スカイ・スポーツ(SkySportItalia)の番組「スカイ・フットボール・ナイト(SkyFootballNight)は、2017年6月に契約満了となる本田がアドリアーノ・ガッリアーニ(AdrianoGalliani)最高経営責任者(CEO)と今季いっぱいはクラブにとどまることで合意に達したと報じた。これで首位フィオレンティーナ(Fiorentina)と勝ち点5差の6位に浮上したミランは、7日にアタランタ(Atalanta)との対戦を控えている。

シニシャ・ミハイロヴィッチ(SinisaMihajlovic)監督の下で本田は今季リーグ戦11試合中8試合に出場しているが先発出場はほとんどなく、いら立ち、落胆している。また来年1月の移籍市場で、本田が興味を示しているイングランド・プレミアリーグからいかなるオファーが来た場合でもこれを断り、クラブの目標である3位、そして欧州チャンピオンズリーグ(UEFAChampionsLeague)復帰に貢献するためミランに残留するだろうとしている。

2013年末にCSKAモスクワ(CSKAMoscow)からフリーでロッソネリ(Rossoneri、ACミランの愛称の一つ)に加入し、「子供のころからの夢をかなえた」本田は、移籍当初こそ好印象を残していたが、昨季終了後のフィリッポ・インザーギ(FilippoInzaghi)監督の退任後は徐々に活躍の場を失っていった。