【中日】小笠原、引退会見(2)ジャイアンツの7年間は成長を見せる7年間

ジャイアンツの7年間は、勉強してきた、成長 させてもらった10年間の発表…じゃないですが、 みんなに見せる7年間。遊内野安打を記録し、一 塁ベース上で照れ笑いを浮かべていた。「家族には 『1年1年が勝負だ』と言っていました。「もう少 し見たかった、という思いもあるだろうし、予想も していました。「『ご苦労さま』と。3打数1安打 で19年間の現役生活に別れを告げた。2回の第1 打席は巨人・田口の前に空振り三振。3球団とも感 謝の気持ちでいっぱいです」(今までは)けがをし ても全力でやってきたのに、(今回のけがでは)思 い切りプレーできない部分が心の片隅に少しあった。 2度目の対戦となった4回の第2打席は三遊間への 当たりを全力疾走。通算2120安打だった。今季 限りでの現役引退を表明した中日・小笠原道大内野 手(41)が20日の巨人戦(ナゴヤD)前に、原 監督、コーチ陣のもとへあいさつに訪れた。「ファ イターズは野球生活をスタートしたチーム。自分の 決断を理解してくれました」―チームメートには告 げたのか。今季限りで現役を引退する中日・小笠原が

引退試合に「5番・一塁」で先発出場。選手、仲間た ちには、ニュアンスは伝えたが、はっきりした言葉で 伝えていなかったので、あした(18日)球場に行って みんなに報告したいと思っています」―谷繁監督の言葉は。 以下は全発言。 今季限りで引退する中日・小笠原道大内野手(41)が17日、名古屋市内で会見を開いた。ただ決断するに至るまでは、自分ひとりで毎日の葛藤の中で考え抜いて、最後に決めたときに報告はしました」―家族の反応は。 そっちのウエートが大きく、(イメージと現実の)ギャップで決断したということです」―引退は誰かに相談したのか。プロ最後の打席となった7回の第3打席はマシソンの初球をフルスイング。 「んん、長いな(笑い)」―日本ハム時代から。その一言に凝縮されていると思います」―野球人生を区切って振り返ってもらいたいが…。 極めて珍しい光景だった。(2)―限界を感じたという試合はあるのか。 ただ、しっかりと最後の場を設けてくれたと思っています。育ててもらったというか、その10年間の中で、あらゆる先輩、関係者がいて、プロ野球の“中のこと”を勉強させていただいた。 その後、元同僚だった巨人の高橋由から花束を贈られると、ベンチ前でも家族から花束を贈られ、白い歯をのぞかせていた。「監督には報告させていただきました。 打球は左翼線へ落ちようかという当たりだったが、亀井の好守備に阻まれた。「そういうことではなく、体の部分でしっかり走ることができなくなったりとか、そっちの方が大きいですね。 最後の(ドラゴンズでの)2年間というのは、わがままを言わせてもらった、わがままを通させてもらった2年間でした。2014年に巨人から中日に移籍後、古巣との試合時もナインらとの接触を避け、厳しい表情で準備に専念してきたガッツが、この日は晴れやかな笑みを浮かべながら交流。 スタメン発表で「5番一塁・小笠原」がコールされると、スタンドから大きな歓声が贈られた。