福留“幻の本塁打”に納得「詰まったし、風。風で助かった」

6回2死無走者、カウント2ボールから植松の真ん中付近の変化球を振りぬいた打球はフェンスのラバー上部を直撃した後、右翼手の角中に当たってから右中間席へ。92年の“八木の幻の本塁打”を思い起こさせるスタンドインだった。

阪神・福留が、あと一歩の一撃でスタンドを沸かせた。すっきりした勝ち方に「それが一番」とホッとしていた。

和田監督が求めたビデオ判定後に東二塁塁審から「(フェンス)ラバーに当たってからスタンドに入っているので二塁打として試合を再開します」と説明があり、エンタイトル二塁打となった。この一打で5試合連続安打を記録した福留は「角中に当たったんでしょ?詰まったし、(あそこまで伸びたのは)風。

風で助かった」と納得顔だ。8点差でベンチへ退いた後に同点とされた前夜と違い、フル出場。