PK献上に退場…酒井宏「20分間、本当に怖かった」

勝てば自力で1部残留が決まるが、引き分け以下なら16位以下に転落する可能性もある。「すごくハラハラした。

「退場は初めてだったけど、あんなに恐ろしいものだとは思わなかった。順位も16位から15位に浮上し、降格圏を脱出した。

(残り)20分間、本当に怖かった」。結果的にチームを不利にしてしまったので、すごく反省している。

1-0の前半28分にPKを献上し、1-1の同点に追いつかれるきっかけをつくってしまった酒井。勝ち点を34に伸ばし、残留圏の15位に浮上したハノーファー

10人となったハノーファーはからくも逃げ切り、実に5か月ぶりとなる白星。チームは後半9分に勝ち越して2-1と再びリードを奪ったが、後半32分に2枚目のイエローカードを受け、退場処分となった。

23日の最終節では、勝ち点34で並ぶ14位フライブルクをホームに迎える。ブンデスリーガは16日、第33節を行い、DF酒井宏樹とMF清武弘嗣の所属するハノーファーは敵地でアウクスブルクと対戦し、2-1で競り勝った。

「チームにすごく助けられた」。昨年12月16日のアウクスブルク戦(2-0)以来、17試合ぶりの白星で、2015年初勝利。

ブンデスリーガ公式サイトによると、酒井は試合後、率直な胸の内を語っている。この日の退場により最終節が出場停止となる酒井は「1週間、しっかりチームのサポートをしていきたい」と、ピッチ外での貢献を誓った。

それでもチームとして戦ってくれたことがすごくうれしかったので、感極まってしまった」と、試合終了の瞬間を振り返った。