後任有力候補にオリヴェイラ氏!フリーの城福氏とは協会すでに接触

この日は後任人事を担う技術委員会も実施。日本サッカー界が大きな転機を迎えた。

現在、母国ブラジルのパルメイラスを指揮しているが、日本協会からオファーがあれば、契約を解除できる条項が盛り込まれており支障は少ない。オリヴェイラ氏本人も以前から日本代表監督には強い意欲を見せている。

水面下で進めてきた後任人事が一気に本格化した。八百長問題を発端にアギーレ監督が解任された今、協会内部には、日本人監督の就任を推す声が多いのも事実だ。

外国人路線なら「オズの魔法使い」の異名を持つオリヴェイラ氏、日本人なら城福氏が現段階で有力な候補に挙がっていることは間違いない。今後、加速する後任人事。

元鹿島監督のオズワルド・オリヴェイラ氏(64=現パルメイラス監督)、昨季まで甲府を率いた城福浩氏(53)らが候補に挙がっている。6月にW杯アジア予選が開幕し、3月には親善試合も控える。

複数の関係者によればリスト最上位には元鹿島監督のオズワルド・オリヴェイラ氏(64)が挙がっている。3月27日の親善試合チュニジア戦(大分)までに後任を決めたい意向で、既に水面下で人選に着手。

新体制で臨む初戦は3月27日のチュニジア戦。外国人ならば就労ビザの取得期間など逆算すると3月上旬までには契約をまとめたい意向だ。

八百長疑惑の渦中にあったアギーレ監督を解任。技術委員会は「国籍は問わない。

継続、発展させ、日本代表を強くしてくれる監督」との方針を示した。また日本協会が後任に関し、昨季まで甲府の監督を務め、現在フリーの城福浩氏(53)に接触していることも明らかになった。

今後は捜査が本格化するため、代表活動に支障が出ると判断した。情熱的な人柄、人もボールも動くサッカーには選手、サポーターにも信奉者が多い。

日本協会の大仁会長は「3月までには間に合わせたい」と話す。2日深夜にスペイン時代の八百長疑惑の告発がバレンシア裁判所に受理されたことを確認。

既に複数候補をリストアップ済みだが、現職のJクラブ監督に対しては就任をオファーしないことなどが確認された。これまでU―17日本代表、FC東京の監督などを歴任。

07年から5年間指揮した鹿島時代にはV3を達成するなど実績、日本サッカーの知識も申し分ない。日本サッカー協会は3日、日本代表のハビエル・アギーレ監督(56)の解任を発表した。