【中日】大島、1775万円増を保留!“オレ流査定”に初の反旗

「球団の提示額が変わることはない」と突き放した。新人にも容赦せず、6位内野手の藤沢は年俸1000万円から制限いっぱいの250万円減で更改。

条件の上積みは絶望的となったが、大島はあらためて年俸調停も辞さずに交渉していく覚悟を示した。夜に出席した球団納会には落合GMも参加したが、言葉を交わすことはなかった。

22日、ナゴヤ球場で契約交渉に臨み、1775万円アップの年俸7400万円の提示を保留。2回目は12月上旬にも行われるが、名古屋市内のホテルで球団納会に出席した西山球団代表は「3回目も4回目も(落合GMが)同席することはあり得ない」と、提示額を最終的に決める人物が不在のまま、2回目以降の交渉に臨むと明言。

今オフも契約交渉の1番手に谷繁捕手兼任監督を指名し、4000万円減の年俸9000万円でサインさせ、選手の“銭闘意欲”を萎えさせた。非情なのは金額だけでなく、この日の大島との交渉ではゴールデン・グラブ賞に輝いた中堅守備を「今年のオマエの守備じゃ、オレだったら使えない」とバッサリ切り捨てたという。

大島は今季、球団の年間最多安打タイ記録でリーグ3位の186安打を放つなど打率3割1分8厘をマークした。今季は打率3割1分8厘の好成績をマーク。

選手会長がついに怒りの声を上げた。昨年は2割4分8厘で、契約更改交渉では7500万円から減額制限いっぱい(1億円以下は25%)の5625万円まで下げられただけに、一歩も譲る気はない。

中日・大島洋平外野手(29)が、落合博満GM(60)の“オレ流査定”に反旗を翻した。初回の交渉で1775万円増の7400万円の提示を保留した。

それを取り返すつもりで成績を残したのに、(提示額は)納得できなかった」と唇をかんだ。22日の契約更改交渉で保留した中日・大島洋平外野手(29)との2回目以降の契約更改交渉に、落合博満GM(60)が同席しないことが25日、分かった。

約1時間の交渉を終えた大島は目を真っ赤に充血させ「このまま調停にいく覚悟です」と、落合GMに伝えたことを明かした。昨オフは規定打席に到達しながら年俸7500万円から野球協約の減額制限(年俸1億円以下は25%)いっぱいまで下げられた経緯があり、「最低でも昨季の金額は超えたかった。

同GMが就任した昨年から、初の保留者となった。就任直後の昨オフ、いきなり総額8億円を超える年俸削減を断行した落合GM。

(落合GM不在でも)出席者と話をするだけです」と、あらためて妥協する意思がないことを強調。この日、大島は名古屋市内で「前回から3日過ぎましたが、引く気はありません。