ムネリン教授 学生に「メジャーで愛される人間力」熱弁

支えたのが高校時代の恩師の言葉。「他人のヒットを心から喜び、エラーも悔しさを分け合う。

ネガティブな部分があるから人に優しくできる」と声を張り上げた。ムネリン流コミュニケーション術の極意を説き、スポニチ本紙連載でも好評だった「チェストーーク」を1時間にわたりさく裂させた。

いつでもどこでも、持ち前の“ムネニケーション”は忘れない。未定の今季所属先については「もうそろそろ決まりそうですね」と近日中の合意を示唆。

昨季は控え中心ながら、チームに欠かせない一員としてポストシーズンも同行した。これに尽きる」と訴えた。

その上で「野球辞めて教授になるためにここに来た」とジョークを繰り出した。チームワークとは?と問われ「喜びも悲しみも分け合うこと」と即答した。

教壇に立った川崎は「教授デビューですね」と照れながらも、真摯(しんし)に学生たちへ訴えた。高卒でプロ入りした当時、壁に当たった。

「会話はリズムだし、キャッチボール。ブルージェイズからFAとなっている川崎宗則内野手(34)が12日、京都学園大の京都太秦キャンパスで特別講義を行った。

メジャーリーグで愛される人間力」をテーマに、約500人の学生らを前に熱弁。ミスしても切り替えは無理と力説。

それこそチーム」と続けた。「社会に出たら1年目は環境に慣れろ、2年目は人間関係を見極めろ。

「とにかく飯を一緒に食う。「ネガティブでもいい。

酒を飲む。グローバルな人材育成を図る大学側の依頼で実現した講義。

体験談を基にコミュニケーション術を語るトークは止まらなかった。無理やり重ねるうちに、心は分かってくる」と交流を増やすことが大事と説いた。

通訳を付けず米球界に飛び込んだ川崎の最大の悩みは英語。仕事ができるのは3年目から」。