オリ球団本部長 ブランコに前代未聞の喝!ドミニカまで“家庭訪問”

加藤編成部長はプエルトリコウインターリーグ視察のついでだったが、左膝痛や右太腿二頭筋炎など、今季4度も離脱した下半身の回復具合などをチェックし、オフの練習内容も綿密に話し合う念の入れようだった。眠れる大砲を起こすため球団も必死だ。

「本人と奥さんとも話をした。還暦を超えた球団本部長が、一外国人選手のためにドミニカまで渡航するのは異例だ。

米国を経由する移動も、通常なら24時間以上はかかる。そうまでして“カツ”を入れにいったのは大きな期待を寄せているからこそ。

その後、加藤康幸編成部長が住田ディレクターと再び訪問。瀬戸山本部長は「やってもらわんと困る」と何度も厳命した。

日本から直線距離で1万3000キロ超。ずっと日本でやりたいと言うなら、絶対に来年結果を出せということ」と熱くゲキを飛ばした。

11月上旬、左膝のチェックなどのため同行した住田ワタリ・コンディショニングディレクターとともにドミニカ共和国に飛び面談。コストに見合う活躍をしてもらうためには弾丸ツアーもいとわない。

オリックス瀬戸山隆三球団本部長(62)が、今季不振に終わったトニ・ブランコ内野手(35)に対し、仰天の“家庭訪問”を行っていたことが分かった。今オフはボクセビック、モレルと2人の野手を獲得し、現在のブランコの位置づけは3人中3番手。

昨オフに推定年俸2億5000万円で2年契約を結んだ助っ人は、1年目の今季は打率・194、9本塁打、24打点と、自己最低の成績に終わった。