梅野“公開処刑”の和田監督に「もっとやれ」の声

この日の試合中、そんな指揮官がついにナインにブチ切れする一幕があった。前日13日の1―15のボロ負けに続いての屈辱劇で、今季2度目の4連敗。

先発の能見ら投手陣は今季ワーストの17安打を許し、和田豊監督(52)は「このカードは流れを持ってこれなかった。阪神は14日のオリックス戦(京セラドーム)も1―10と大敗した。

和田監督は7点を追う6回守備から梅野にマスクをかぶらせたが、失点を抑えるどころか、さらに3点を献上。それだけフラストレーションがたまっているということだろうが、周囲からは「もっとやるべき!」の声が上がっている。

それも梅野のような若くて下の選手ではなく、鳥谷、ゴメス、マートンといった上のクラスの選手にも怒鳴ってほしい。ある虎OBは「監督はもっと選手をガンガン怒るべきだ。

今こそやるべきだ」と訴えている。それでも唯一の救いは、まだ首位巨人と2・5ゲーム差の3位につけていること。

流れにのみ込まれてしまう3連戦になってしまった」と悔しそうに話した。珍しいよ…」と驚くほどの迫力だったという。

昨日今日と歯止めが利かない感じになっている。怒りを買ったのは正捕手候補として期待されながら結果の出ない2年目・梅野だ。

もともとが負けん気の強い梅野も「悔しいです…」と直立不動で力なく答えたが、その光景は周囲が「ベンチ裏ならともかく、ベンチ内で監督が選手を怒ることはまずない。今後、指揮官の“連続公開処刑”でチーム浮上といきたいところだが…。

借金も再び3となった。2試合連続でスタメン落ちしていたマートンが6番で復帰するも打線は沈黙…。

そうすればチームは一気に締まる。これに指揮官は7回終了時、ベンチで「こんなに点を取られて悔しくないのか!」と顔を真っ赤にして怒鳴りつけたのだ。

指揮官にとっては異例の「公開処刑」…。16日の株主総会を前にこれでもか、の恥をかきまくった阪神