谷繁、ぎっくり腰で交代…中日、守乱逆転負けで4位後退

緊急事態に備え、1軍未経験のドラフト5位・加藤匠馬捕手(青山学院大)が北海道に帯同する。(セ・パ交流戦、中日2-7ソフトバンク、3回戦、中日2勝1敗、28日、ナゴヤドーム)痛っ!!三回に中前打で出塁した中日・谷繁監督が、苦悶の表情でベンチに戻っていく。

2014年に監督を任されて以来、初の登録抹消が濃厚。「あす(29日)の状態をみてからだけど、何日か試合は無理だと思う」。

「僕も経験があるけど、何とかあそこで止めて、ピッチャーを助けてあげられれば」達川バッテリーコーチは「三塁に走者がいて、フォークを要求したなら、絶対捕ってやらないといけない」と猛省を促したが、谷繁捕手が万全であれば状況は変わっていたかもしれない。出られると思っていたけど、試合が進むにつれてきつくなったので、代わりました」44歳の監督兼任捕手に代わって松井雅がマスクをかぶったが、柳田の一発で同点にされたあとの七回二死二、三塁から、拙守が続いた。

野村克也氏(元南海ほか)が持つプロ野球最多試合出場記録3017にあと10となったが、ペースダウンは必至。「途中で代わって、山井に悪いことをしてしまった」指揮官も悔しさをかみ締めたが、試合後はさらに深刻な事態になった。

借金が今季最多タイの3となった中日が、踏ん張りどころを迎えた。ぎっくり腰で途中交代。

打者高谷を1-2と追い込んだ後、山井のフォークはワンバウンドして、高谷は三振振り逃げ(記録は山井の暴投)。守備の要が1-0の三回で姿を消したのだからチームにとっても痛い。

バックネット方向に転がったボールに追いついた松井が、本塁へ突入する李大浩を刺そうとして本塁カバーの山井に送球したものの、これが大きくそれる間に、二走の松田にまで生還を許し、2点を勝ち越された。その後、バッテリーにエラーが出て逆転負け。

「シートノックのときに軽いぎっくり腰になった。29日からは、大谷の先発が予想されるパ・リーグ首位の日本ハムとの3連戦。

15日以来の4位に転落した。