【イングランド代表メンバー】9部のレンガ職人から代表へ、FWオースティンが初招集

現在QPRに所属するオースティンだが、6年前の2009年はレンガ職人として働き、その傍らでサッカーをするという生活を送っていた。今季はレスターで大半を控えとして過ごしていたが、残留争いが佳境に入った終盤戦で際立った活躍を披露。

なお、28歳のヴァーディも4季前はノンリーグでプレーしていた選手。イングランドは6月7日にアイルランドと国際親善試合を行なったのち、14日にスロベニアとの敵地でのEURO2016予選に臨むホジソン監督は6月の2試合に向け、FWウェイン・ルーニーやMFジャック・ウィルシャーといった常連組を選出する一方で、オースティンのほかFWジェイミー・ヴァーディ、GKトム・ヒートンを初招集。

しかし、そこから着実にステップアップした同選手は、今季プレミアリーグで得点ランク4位、イングランド人の選手としては2位の17ゴールを記録。所属チームは1部リーグで下位に沈むものの、そのなかでも印象的なプレーを見せてきた3選手を代表に加えた。

ここ8試合で6勝を挙げて残留を決めたチームで、確かな存在感を示していた。ホジソン監督は「イングランド代表でのプレーが、今でもすべての意欲あるサッカー選手にとって、夢であると考えたい。

マンチェスターC、チェルシーアーセナルといった強豪からもゴールを奪い、大きなインパクトを残している。6年前はレンガ職人だったQPRのFWチャーリー・オースティン(25)が初招集を受けた。

イングランド代表のロイ・ホジソン監督は現地時間21日(以下現地時間)、来月の国際親善試合とEURO2016予選に臨む代表メンバー24名を発表。もし今回の選考がその役に立つのであれば、とても有益なことだと私は思う」「オースティンが優秀な選手だということは分かっているが、そのほかにも、人間性も素晴らしいとの評判を耳にしている」とコメントした。

朝6時に起床し建築現場に赴いてフルタイムで働き、終業後にプールタウン(9部)でパートタイムの選手としてプレーしていた。ダニエル・スターリッジリヴァプール)が負傷中、ハリー・ケインら若手がU-21代表に招集されるなど、FW陣が駒不足となっているイングランド代表において、フル代表のユニフォームに袖を通すまで、あと一歩というところまで上り詰めた。