東大、ちらつく100連敗…「守って食らいつく」 東京六大学野球

このとき法大2年だったプロ野球解説者の小早川毅彦氏は「東大が頑張るとリーグ全体が活気づく」とエールを送る。(頼みの綱は投手陣だ。

今季に計4回を投げて無失点の宮台康平(2年)らが粘り、140キロ超の直球を持つ山本俊(3年)に後を託すのが唯一といえる勝ちパターン。0-1で迎えた六回に2四球で好機を作り、4番の楠田創(2年)が左中間を破る2点適時2塁打を放って逆転。

今秋の100連敗到達もちらつく中、カギを握るのは投手陣と手堅い守備。東大の白星は2010年秋に早大から挙げたのが最後。

連敗が「100」に達するのが先か、脱出が先か。東大の挑戦は、5月2日の慶大戦から再び始まる。

数少ない得点機をものにし、「しっかり守って食らいつく」と浜田一志監督は祈るような思いで出口を探している。■長~いトンネル抜けるか東京六大学野球で4年半も白星のない東大は、18、19日の早大戦に敗れ、連敗が「90」(2分けを挟む)に達した。

早大、慶大から勝ち点を奪うなど6勝をマークし、「赤門旋風」と騒がれたのは1981年春。18日の早大戦では今季初得点を挙げ、一時はリードも奪う見せ場を作った。