出てこいFKキッカー!ハリル監督「ここ数年ほとんど入ってない」

初陣から2連勝を狙う指揮官は、「リスクがあり過ぎるかと思うが、ほとんどの選手を使おうと思っている」と、改めてチュニジア戦からの大幅なメンバー変更を明言した。「練習の必要がある。

右足では、所属の鹿島で担当するMF柴崎、精度の高さをみせているMF清武。左足は本田、国内屈指の精度を誇るDF太田がいる。

ウズベキスタンはW杯予選でライバルとなるアジア勢で、9戦して5勝3分け1敗だが直近ではブラジルW杯アジア3次予選(12年2月・豊田ス)で0―1と敗れた。選手たちにとっては、FKも含めた大アピール合戦となる練習が必要だという指揮官だが「いいキックをできる選手はいると思っている。

GKは4人と同じだが、フィールド選手は21~22人とする方針だ。ウズベキスタン戦後は、6月の18年ロシアW杯アジア2次予選を控える。

月1回の合宿を望んでいる指揮官は、今回招集した29人から「人数を絞りたい」と明言。現代サッカーでは得点の33%がFKから入ると言われている」。

白星を目指しながらも、多くの選手を起用して競争心をあおるのが“ハリル流”。ここ数年の統計を取ったがほとんど入っていない。

日本のFK弾は13年9月のグアテマラ戦の遠藤保仁(G大阪)以来なし。コツについては「ノリです」と笑ったが、先発が濃厚なウズベキスタン戦でアピールに成功すれば、不動の地位を確立する可能性もある。

【写真】ドルト似ハリル流でチームをけん引する香川FKキッカー争奪戦が幕を開ける。そのクオリティーがあれば勝てる」と、期待を込めた。

現在のメンバーでキッカー候補は4人いる。高い分析力で知られる知将は、データを口にしながら弱点をズバリと指摘した。

指揮官の中ではキッカーは白紙で、誰にでもチャンスがある。公式会見でセットプレーについて問われたハリルホジッチ監督は、日本代表のFKについてダメ出しした。

鋭い分析力の指揮官が、FKキッカーを慎重に見極めながら、初陣のチュニジア戦に続き連勝を狙う。FKと言えばFW本田圭佑(28)=ACミラン=のイメージが強いが現状は横一線。

日本代表での得点自体も、10年南アフリカW杯1次リーグ・デンマーク戦、13年の親善試合・ウルグアイ戦と2度だけ。日本のFKは本田のイメージが強いが、最近は精度を欠く。

自慢の左足からF東京で得点を演出する太田は「クラブでもやってますし、言われたら蹴る」と興味。バヒド・ハリルホジッチ監督(62)の就任2戦目となるウズベキスタン戦に臨む日本代表は30日、会場となる東京スタジアムで最終調整した。

「内容ではなく、まずは勝利だ」。大幅なメンバー変更を明言している指揮官は、日本の弱点としてフリーキック(FK)からの得点が少ないことを指摘。

“2枚看板”だった遠藤保仁も、今回は代表から落選。