右肘じん帯損傷のダルビッシュ、手術の決断は11日に

レンジャーズのジョン・ダニエルズ(JonDaniels)ゼネラルマネジャーGM)は、「前に進むしかない」とし、「もし最終的に手術を選択することになれば、残念ながらほとんどの場合その可能性は高いが、2016年に向けて彼を準備させることになる」とコメントした。ただの張りだと思っていたからね」と心配していた。

ダルビッシュの検査は、ニューヨーク・メッツ(NewYorkMets)の医療ディレクターを務めるデイビッド・アルトチェック(DavidAltcheck)氏が担当することになっている。【AFP=時事】米大リーグ(MLB)、テキサス・レンジャーズ(TexasRangers)のダルビッシュ有(YuDarvish)が9日、損傷している右肘じん帯の診断を仰ぐためニューヨーク(NewYork)入りし、修復手術が必要かどうかの結論は11日に明かされることになった。

ダルビッシュは右肘のじん帯を損傷しており、ほかの部分の正常なじん帯を患部に移植する「トミー・ジョン(TommyJohn)」手術に踏み切る可能性がある。レンジャーズのエイドリアン・ベルトレー(AdrianBeltre)は、「ニュースを聞いて全員が衝撃を受けた」と明かし、「誰も、現状ほど悪いとは思っていなかったよ。

レンジャーズのゼネラルマネジャーGM)補佐を務めるサド・レビン(ThadLevine)氏は、肘の状態についてセカンドオピニオンを聞くためにニューヨークへ飛んだダルビッシュについて、2日以内にチームの方針を発表する予定だと語った。さらに、休養とリハビリの効果がなかった場合は手術が必要となり、来季の半分は戦線を離脱する可能性が出てくる。

一方、ダルビッシュが手術を選択しなかったとしても、6週間は投球を避け、試合に登板するには4か月を要することになる。手術を受ければ、28歳のダルビッシュは今季を棒に振ることになるものの、2016年シーズンの開幕には間に合うと見込まれている。

5日に行われたプレシーズン試合で、筋肉の張りを訴えてわずか1回で降板したダルビッシュは、昨季も肘の炎症で終盤の6週間を欠場していた。レンジャーズは10日夜にダルビッシュと面会し、検査結果をふまえた上で決断を下すとしている。