J初!外資が横浜M買収へ

Jリーグは外国資本企業でも国内法人を有する場合は過半数の株式取得を認めており、横浜Mの買収も可能になる。今回の国内法人発足で筆頭株主になることもできる。

14年1月にオーストラリアリーグのメルボルンシティーを買収。また今季から、米メジャー・リーグ・サッカー(MLS)で、大リーグ・ヤンキースと共同保有するニューヨークシティーFCの経営権も持つ。

そうすれば海外の大物選手の獲得が現実的になる。昨年5月にはアジア戦略の一環として、外資系企業として初めてJクラブへ出資。

19・95%の株式を横浜Mから取得した。横浜Mの株主で、マンチェスターCなどを傘下に治める英国のシティー・フットボールグループ(CFG)が3日、日本法人「シティー・フットボール・ジャパン」(CFJ)を設立。

CFGは08年にマンチェスターCを買収したアラブ首長国連邦(UAE)の投資家グループの会社。いずれにせよJリーグに桁外れな資金力を持つ超リッチクラブが誕生するかもしれない。

CFGは保有チームに積極的に資金を投入しており、横浜Mの株式をさらに獲得して現在のJ1クラブの平均予算である30億円の数倍規模のビッグクラブにする可能性がある。横浜Mのオーナーが、Jクラブ初の外国資本企業となる可能性が浮上した。

一方で、チームへの介入が過ぎるとサポーターの反発を買う恐れもある。同時に、横浜Mのメインスポンサーの日産自動車の持ち株比率は約93%から約74%に低下。

プレミアリーグで世界的人気を持つマンチェスターUなどと格や知名度で並ぶために世界戦略に着手している。