大久保“男気”で川崎F残留!好条件オファーより恩返しを決意

この日の練習後に川崎Fの庄子強化本部長に意思を伝え、他クラブ
に直接断りの連絡を入れた。全クラブから複数年を提示され、FC
東京は交渉にフィッカデンティ監督が出馬。今季限りで川崎Fとの
契約を満了するFW大久保嘉人(32)が11日、来季残留を表明
した。川崎Fからの提示は2年契約の年俸1億1000万円。今季
年俸7500万円から大幅増だったが、ゴールボーナスなどを含め
た総額で1億5000万円超のFC東京、C大阪と4000万円以
上の開きがあり、神戸よりも金額は低かった。人生で初めてこんな
に悩んだ。直感です」と笑顔。今季チームはACL出場権を得る3
位以内の可能性を残しており「ACLに行きたい。昨季26得点で

得点王に輝いた大久保は今季も31節終了時で15ゴールを挙げて
得点ランク首位に並ぶ。ここ数日は寝られない日々を過ごしたが「
残留します。このクラブでもっとやれることがある」と前を向いた。
12年シーズン後に神戸を構想外となりながら、川崎Fに拾われて
復活を遂げた恩義もある。決め手は何となく。C大阪からは現役引
退後の入閣を含む“生涯契約”を打診されたが「このクラブにまだ
2年しかいないし、優勝もしてない」と最後は条件でなく“男気”で
決めた。川崎Fからの契約延長に加え、FC東京、C大阪、神戸から
獲得オファーを受けた中で決断した。移籍もチャレンジだけど、残留
もチャレンジしていきたいと元日本代表の大久保嘉人が語った。