日本のグリンキーだ!巨人・菅野、3年ぶりにワンシーム解禁

「おおっ」。そのうち、ワンシームを約15球投げた。

1年目の2013年にはツーシームと併用していたが、ゴロを打たせるという目的も重なっており、ワンシームを投げる機会がなくなった。きょうはたくさん試して手応えがありました」今キャンプ最多の102球の投球。

打席に立ったメジャー122発のギャレットは「(ワンシームは)真ん中から外へいい変化をしていた。打席に立った新外国人のギャレット・ジョーンズ外野手(34)=前ヤンキース=には、米大リーグ、ダイヤモンドバックスのザック・グリンキー投手(32)に似ていると絶賛された。

「今年は原点に戻って、ワンシームを軸にして投げようと思います。ブルペンの打席に立った打者が感嘆の声を漏らすたびに、菅野は自信に満ちた笑みを浮かべた。

グリンキーと対戦しているようなイメージだった」と米大リーグで通算142勝の右腕の名を挙げて絶賛。エースは今後、実戦を通して“魔球”を磨いていく。

ツーシーム同様、「1球で仕留められる球が欲しかった」ため、3年ぶりにワンシームを解禁した。巨人春季キャンプ(9日、宮崎市)巨人・菅野智之投手(26)が9日、宮崎キャンプで、4度目のブルペン入りし、今キャンプ最多の102球を投げた。

「完投数と200投球回」にこだわり、このオフは3キロのゴムボールを持ち上げる練習を繰り返し、指先の力を強化。球の縫い目が回転時に1本の筋に見え、ツーシームと同様、直球に近い速度で沈む球だ。

メジャーでも間違いなく活躍できる。直球やスライダーの精度が向上した一方、ツーシームが指に引っかかるようになり、制球に不安が生まれた。

省エネ投球を目指して、変化球のワンシームを3年ぶりに解禁。