現役?引退?黒田「再来週」メド決断 「戦力になることができるかが最低条件」

10月7日のシーズン最終戦以来、今オフ初めて公の場に登場した。気持ちは固まったか、と問われた黒田は、「うーん、どうですかね…」と長めの沈黙後、思いをハッキリとした口調で明かした。

一番は戦力にならないと、ダメ。いろんなことを考えると、そんなに時間はない。

再来週以降には予定が空くということなので。自宅のある米国から今週初めに再来日した右腕は、注目される去就について今オフ初めて口を開いた。

メドは「再来週」。「自分なりに考えることは、考えたので。

約1時間30分遅れでのスタート。契約更改や、新入団選手の会見など、多忙な鈴木球団本部長とスケジュールを詰めて、早ければその場で結論を伝える。

シーズン全日程終了後、10月15日に米国へ帰国。ポイントに挙げたのは、チームの戦力になれるかどうか、だ。

現時点ではそういう流れです」一言、一言、慎重に言葉を紡いだ。41歳になる来季も、チームには不可欠な存在だ。

「当然、チームの編成もあるので。「ノルマ」としていた10勝をクリアした。

いつも言っているように心、技、体、全て整わないと何をするにも難しい。ゴルフ場は初雪の影響で一面、雪化粧に包まれた。

選手として、チームの戦力になることができるかが、最低条件になる」8年ぶりに古巣復帰した今季は、26試合の登板で11勝8敗、防御率2・55の成績。「鈴木さん(球団本部長)と連絡は取っているけど、会って話をしないと。

公の場には、1カ月半ぶりの登場。最終戦後、球団からの現役続行要請について「いったん、リセットして考えたい。

現時点では「どうこう言うことはできないし、しない」と話すにとどめた。アメリカでも考えてきた」。

鈴木さんと話をしてからです」と黒田。この日は広島市内でバッテリー会ゴルフに参加。

広島・黒田博樹投手(40)が27日、来季の去就について12月前半にも結論を出す考えを明かした。「とりあえず順序立ててね。

今の感情で決めるのは難しいので」と白紙を強調していた。黒田は「こりゃスコアが崩れるで」と笑いながら、久々のラウンドを楽しんだ。

決断の時は迫っている。結論は笑顔の裏に隠した。

続行か、引退か。現役続行か、引退かの明言は避け、鈴木球団本部長との会談後に結論を出す考えを示した。

交渉役の鈴木清明球団本部長(61)と「再来週くらいに」会談する予定で、その場で結論を伝える可能性も十分にある。