燕・山田、トリプルスリー&三冠王なら年俸2億円&背番号「1」

ヤクルトでは03年の岩村(現ルートインBCリーグ福島、選手兼監督)が高卒7年目で1億3000万円に到達したが、来季6年目の山田は2億円を巡る攻防となりそうだ。「シーズンが終わってからではないと査定の作業は始まらないので何とも言えません」と球団査定担当者は言葉を選ぶが、今季の年俸8000万円から球団史上最年少の1億円超えが決定的だ。

また、ミスタースワローズの称号でもある「背番号1」の継承も決定的。「優勝争いをしているし、今は勝利につながるプレーをするだけ」と山田。

山田は史上初めて両獲りの可能性があり、1億円増は確実。3割30本塁打30盗塁の『トリプルスリー』と打率、本塁打、打点の『三冠王』。

異次元の23歳に球団も最上級の評価を下す方針であることが分かった。巨人戦は今季62打数12安打、打率・194と相性は悪いが、V戦線生き残りをかけ最近4試合で5発、9打点の勢いをぶつける。

すでに30本塁打をクリアしており、25日からの巨人3連戦(神宮)で、残り4個とせまる30盗塁達成を目指す。早ければ巨人3連戦で到達する可能性は十分にある。

すでに31本塁打で「30本塁打」をクリアし、「30盗塁」も残り4つ。プロ野球史上初の『トリプルスリー』&『三冠王』獲得に挑むヤクルト・山田哲人内野手(23)が、今オフの契約更改交渉で球団史上最年少の1億円プレーヤーとなることが24日、分かった。

快足を飛ばし、山田がスターダムを駆け上がる。今季の8000万円から1億円増の2億円ラインの攻防となる見込みだ。

現在「23」の山田も熱望しており、衣笠球団社長も「打率3割、30本塁打、30盗塁を達成したら」と話していた。「山田の能力を考えれば余裕で達成できる数字」と真中監督も太鼓判を押す。

他球団の過去の事例に照らし合わせても最後に「トリプルスリー」を達成した2002年の松井稼頭央(当時西武)がほぼ1億円アップの3億5000万円で更改。昨年12月の契約更改交渉の席上、球団首脳から「空けて待っている」と声をかけられた。

さらに最多安打、最高出塁率の計6冠獲得を射程にとらえている。04年に「三冠王」を獲得した松中信彦(当時ダイエー)は複数年契約で3億2000万円だった。

さらに若松氏や、池山(現2軍野手総合コーチ)、青木(現ジャイアンツ)らが背負った「背番号1」の継承も決定的だ。