原G今季40歳の由伸&井端がW先発「彼らは勝ち取った」

ノックも打ち慣れてないと疲れるよ。今はコーチ、今は選手と、名札とか貼らないかな」と冗談交じりの要望も付け加えた。

内野ノックは勝呂内野守備走塁コーチの担当だが、ベテラン競演が実現する可能性が出てきた。俺が練習台になる」とニヤリ。

井端、高橋由ともにシーズン中に40歳となるが、その言動にはバイタリティーがあふれる。東京ドームで行われた全体練習で、両ベテランについて「彼らはスターティングメンバーを勝ち取った」と明言した。

厳しい戦いも予想されるが、指揮官は「(不安は)あまり感じておりません。春季キャンプ中に例年通り早出特守を行う考えを示し、「由伸コーチに打ってもらいたい」とノッカーを“逆指名”した。

最年長コンビで、チーム力を高めていく打線が低迷し、6連敗でフィニッシュした。この日は川崎市川中島小学校を訪問し、児童らと交流した。

高橋由は開幕戦の雰囲気について「緊張感というのは、何年たっても一緒で独特」と、高ぶりを隠さず。例年、オープン戦のラスト3試合で開幕戦を想定したオーダーを組むが、今年は最後まで固まらず。

49年の中島治康、80年の王貞治、94~96年の落合博満がいるが、2人同時は史上初となる。オープン戦のチーム打率・212は12球団中11位。

また、コーチの肩書がついたことで呼び方にも気を使っている様子。井端は「開幕スタメンをあきらめた時は、ユニホームを脱ぐ時」ときっぱり。

両ベテランは同年代で仲が良く、グラウンド内外で刺激し合う間柄だ。ノッカーの逆指名も井端なりの配慮があるようで、「どちらが先にへばるか。

最終戦の先発には名前のなかったベテランの力を頼る形となった。40歳以上となるシーズンで開幕スタメンに名を連ねたのは、巨人では3人だけ。

一方、井端は「目の前の試合を全力でやるだけ」と、静かに闘志を燃やした。巨人・井端弘和内野手(39)が19日、今季から選手兼任コーチとなる高橋由伸外野手(39)に対し、報道陣を通じて異例のお願いを申し出た。

普段は「由伸」と呼んでいるが、「(コーチの時は)『由伸』とか言えなくなっちゃうな。巨人・原辰徳監督(56)が26日、DeNAとの開幕戦で高橋由伸外野手(39)と井端弘和内野手(39)をスタメン起用する方針を示した。

ベテランと若手の力を融合させ、V4の偉業に挑む。目的はリーグ4連覇、日本一奪回、それだけです」と決意。